(以下、ニュースリリースを転載)
和歌山ターミナルビル株式会社(和歌山市友田町、代表取締役社長:武田 雅夫)が運営するホテルグランヴィア和歌山は、7月3日(水)からフロントロビーにて国の特別史跡である「岩橋千塚古墳群」についてパネル展示を行っております。
和歌山城、友ヶ島や和歌浦など多くの観光地のある和歌山市には、古墳時代の大規模な群集墳である「岩橋千塚古墳群」がございます。今回は知る人ぞ知る古墳群について、「和歌山県立紀伊風土記の丘」にご協力いただき、パネル展示を実施することになりました。パネル展示を通して、国の特別史跡に指定されている貴重な古墳群「岩橋千塚古墳群」についての知識を深め、実際に現地を訪れるきっかけや、魅力の再発見をしてもらえればと考えております。
ホテルグランヴィア和歌山はフロントロビーで県内の素晴らしい伝統や物産、地域の取組み等をご紹介する展示を行いお客様に楽しんでいただくとともに、和歌山の様々な魅力を再発見してもらえるような展示を継続してまいります。
岩橋千塚古墳群 パネル展示
【展示期間】 2024年7月3日(水)~7月31日(水)予定
【展示場所】 ホテルグランヴィア和歌山1階 ロビー
岩橋千塚古墳群
和歌山市の東部に位置する岩橋千塚古墳群は、総数900基もの古墳を擁する4世紀末から7世紀にかけて造られた全国有数の群集墳として知られています。この古墳群に眠る人々は、文献の記録から豪族「紀氏」と考えられています。彼らが本拠とした紀ノ川下流域は、その河口部「紀伊水門(きのみなと)」が渡来文化流入の窓口としての役割を果たし大和盆地へ通ずるルートの一つとして重要な役割をもっていたと考えられます。また、古墳群からは「翼を広げた鳥形埴輪」や「両面人物埴輪」など、ここでしか見つかっていない形状の埴輪も出土しています。
和歌山県立紀伊風土記の丘
和歌山県立紀伊風土記の丘は、国の特別史跡「岩橋(いわせ)千塚古墳群」の保全と公開を目的として1971年8月に開館した、考古資料・民俗資料を中心とした県立の博物館施設(登録博物館)です。園内は約67haの広さがあり、標高150mの丘陵から北斜面一帯に、大小およそ500基の古墳が点在しています。また、麓には国・県指定の移築民家集落や万葉植物園があり、四季を通じて里山の自然をお楽しみいただけます。