久しぶりに田辺市中辺路町近露の珈琲店『CABELO』に行って来ました。店主の辰巳さんとは、本宮町内にお店を構えてからのお付き合い。有限会社アガサス時代の別冊『テイスティ和歌山』の表紙撮影でもお世話になりました。
これまでも中辺路、本宮方面への撮影や取材の際には、できるだけ立ち寄っていたのですが、昨今のコロナ禍により遠慮していました。今回は平日ですし、タイミングも良く2年ぶりくらいに訪れた次第です。
辰巳さんの穏やかな人柄もさることながら、お店の空間がいい感じにゆるやかというか、雑多というか流浪の旅というか、どこかの国っぽい雰囲気を随所に醸し出していて、とても気に入っています。横になったら即、寝れます。寝たことないですが。
ここの珈琲、めっちゃ好きで、現地で飲むのはもちろん、どの豆を買って自宅で淹れてもしっくりきます。好みです。好みしかおすすめしてくれないので、当たり前ですが。今回は冷めてもおいしく、ちょっとトロっとした感じのやつ、コロンビアの豆をお持ち帰りしました。
で、自宅で淹れてみました。
間違いなかったです。ただ、冷める前に飲んでしまったので、冷めてもおいしいかどうかはわかりませんでした。それに淹れた珈琲は撮影し忘れました。
ちなみにいつも豆は自宅でひいているのですが、淹れ方はめっちゃ雑。ペーパードリップにちょい多めに粉を入れて、蒸らす時間を気にするくらい。ちなみに日常で使う豆は業務スーパーでがさっと買ってます。これも全然おいしい!
和歌山市の『珈琲もくれん』さんや『MsCafe』さん、今は販売だけの『ジョルノ』さんも好きなのですが、こちらの豆はなんか違うような気がします。そう、雑多な感じというか。いや、これ褒め言葉です。ちなみに『MsCafe』さんは洗練されたなかにも、ちょい都会的な雑味があるというか、そんな感じです(←すみません、昔、先輩が話していた表現をパクりました)。
たぶん好みを伝えておすすめしてくれるからかもしれんけど、なんか、いつもおいしい。近露独特の空気感が作用されているのかなとか、訳知り的に言ってみますが、正直わかりません。昔、もくれんの村上さんが「珈琲豆を焙煎したり、淹れる味は、その場所によってかなり影響される」みたいなことをおっしゃっていました(←間違っていたらすみません)。
CABELOさんの豆は、紀南地方を中心に、飲食店やカフェでも取り扱っているそうで、出会うことがあれば、ぜひ飲んでみてください。きっと辰巳さんが淹れた味とは違うテイストになるんだろうな。あっ、本家でもぜひ!
最後に今回訪れた時に飲んだアイスコーヒーがこちら。そういえば、ここでアイスコーヒーを飲んだのははじめてかも。レイコーがおいしい季節がやって来ましたね。
CABELO
田辺市中辺路町近露909-6
営業時間/午前9時~午後5時
営業日/水曜~土曜