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和歌山県立近代美術館 なつやすみの美術館12 妻木良三「はじまりの風景」開催

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妻木良三《ZONE Ⅰ》 2017‒2022年 鉛筆、紙 個人蔵

 


和歌山県立近代美術館は、202275日(火)より、なつやすみの美術館12 妻木良三「はじまりの風景」を開催する。

さまざまな美術の楽しみ方を体験する「なつやすみの美術館」シリーズ。12回目のゲストは、和歌山県湯浅町出身の美術家・妻木良三(1974‒)さんです。妻木さんの作品には、波や雲、海岸や山を思い起こさせる柔らかなかたちが、主に鉛筆を用いて描き出されています。それらは具体的な情景というよりも、どこかであり/どこでもない、時間や場所の制限を超えて存在する原初的な世界への入口であるようにも感じられます。

こうした世界へのつながりを、妻木さんは日々ため池のほとりや浜辺を歩くなかで見つける化石や骨、ウニの殻など、さまざまな自然物のなかにも見出します。イメージの源泉としての自然と原初的な世界の共通点。妻木さんが見つけた「はじまりの風景」を、当館所蔵品とあわせて紹介します。

 

妻木 良三(つまき りょうぞう)

1974年生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。1998年より鉛筆による絵画を描き始める。東京での活動の後、2008年に和歌山県湯浅町に帰郷、自坊の本勝寺で僧職を務めながら研鑽を重ねる。主な個展に2011年「ZONE」(Onomachi α、和歌山)、2013年「幻標」(梅香堂、大阪)、2020年「穴に絵をならべる」(みなべ町海岸、和歌山)。また2006年「VOCA 2006」(東京都美術館)、2007年「線の迷宮Ⅱ-鉛筆と黒鉛の旋律」(目黒区美術館)等に参加。1999年武蔵野美術大学卒業制作展三雲祥之助賞、2016年度和歌山県文化表彰文化奨励賞を受賞。

(以上、プレスリリースより)


なつやすみの美術館12 妻木良三「はじまりの風景」

開催期間 2022年75日(火)~94日(日)
会場 和歌山県立近代美術館 2階展示室

開館時間 午前930分~午後5時 ※入場は午後430分まで

休館日 月曜 ※718日は開館し、19日は休館

観覧料 一般520410)円、大学生300260)円 ※( )内は20名以上の団体料金

※高校生以下、65歳以上、障害者、県内に在学中の外国人留学生は無料
※毎月第4土曜は「紀陽文化財団の日」として大学生無料
※毎月第1日曜は無料

妻木良三《untitled》1998年 鉛筆、紙 個人蔵


関連イベント


夏休みアート・ワークショップ

日時 731日(日)和歌山県立近代美術館にて
8
21日(日)和歌山県立潮岬青少年の家 化石資料館にて
※詳細は和歌山県立近代美術館ホームページを確認のこと


フロアレクチャー(学芸員による展示解説)

8月6日(土)、20日(土)の午後2時より1時間程度、展示室にて開催。※要観覧券


こども美術館部(小学生対象の作品鑑賞会)

7月23日(土)、24日(日)午前11時より1時間程度。小学生対象で定員6人程度。和歌山県立近代美術館ホームページより事前申し込みが必要。展示室に同伴する保護者は要観覧券。


同時期に開催される展覧会

コレクション展2022‒夏秋 特集 1960s-1980s 関西の現代美術「再見」
会期  2022716日(土)~925日(日)まで


(県立博物館(となり)の展覧会)

企画展「幕末から明治のきのくに文人画ー偉大なる師、野呂介石を慕いてー」

会期  開催中~710日(日)

 

夏休み子ども向け企画展「地名のなぞ!?」

会期 716日(土)~8月21日(日)


企画展「あの人からの手紙」

会期 827日(土)~10月2日(日)

 

和歌山県立近代美術館

和歌山市吹上1-4-14
tel.073-436-8690

https://www.momaw.jp

 

※新型コロナウィルス感染症の感染拡大状況により予定が変更となる可能性があります。日時の変更など、最新の情報は、同美術館ウェブサイトやSNSをご確認ください。

※館内で実施のイベントについては、参加者多数の場合、必要に応じて人数制限を行います。