日本全国の街角をエッセイでつなぐ、この企画。3つのレーンで次々とバトン(テーマ)を変えて、次のエリアへとリレーしていきます。第11回は京都、長崎、和歌山が参加します。
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こんにちは。日本本土の西の端っこから、『ながさきプレス』の中島です。
「長崎での暮らしをより豊かに楽しく」をコンセプトに、グルメやおでかけの情報を詰め込んだタウン情報誌を毎月発行しています。
今回のテーマは「長崎県民ってどんな人?」。
大阪出身、長崎歴約10年とまだまだ若輩者ではありますが、第三者的視点も踏まえて感じることを綴っていきたいと思います。
◆親切でやさしい
まずよく言われているのは、「親切でやさしい」。
観光地である長崎市。
観光客が道に迷っていると、地元の人が目的地まで道案内してくれた……長崎の人ってやさしい!的なネット神話を見かけたりしますが、これは本当です。
長崎に移住する前、路面電車を降りて道に迷っていた私。
一緒に降りたおばさまに目的地を尋ねられ伝えると、「通り道だから」と連れて行ってくれたことがありました。
「あの話、ほんまやん!」と、答え合わせ的な感動を覚えたことを記憶しています。
古くから出島を通じて外国と交流があったため、「外から来たものや人」を拒まない寛容さがあるのかもしれません。
実際に暮らすようになってからも、長崎の人は親切でやさしい人が多いと思います。
小さい子どもを連れて歩いていると、まなざしがめっちゃやさしい。めっちゃ話しかけてくれるし、助けてくれる。お年寄りが多いというのもあるかもしれませんが、これにはびっくりしました。

開港の歴史が長崎県民の性格にも影響している……?(写真/大橋竜也)
◆のんびりしている
いい意味でのんびりしていて楽観的です。せかせかしてない。
大阪出身の私が普通に歩いていると、「競歩並みの速さ」と少し引かれるくらいですので、県外出身の方はお気を付けください。
のんびりしているのは、都会に比べて人口が少ないというのもあると思います。
長崎から大阪に出た娘さんを持つ方から聞いたのですが、「大阪は、毎日が『みなとまつり』みたいな人の多さ!」と娘さんが話していたそうです。
※「ながさきみなとまつり」は長崎市で開催される夏祭りで、県内外から人が集まる一大イベント
都会では日常茶飯事の満員電車は長崎ではあまり見たことがないし、駅前でさえ人であふれ返ることは珍しい。
つまり、急いだり競ったりする必要がないのです。
また、気候が温暖で日が長いのも、おおらかな県民性に影響しているような気がします。
◆同じ県民でも、地域によってちょっと違う
長崎県は海によって地域が分断されているため、エリアごとにちょっと個性が違うといわれています。
米海軍基地がある佐世保は、長崎市とはまた違った文化の混ざり合いがあり、オープンでサバサバした人が多い印象。
島原半島の人は、温かい。取材に行くと厚いおもてなしを受けたり、育てた野菜をたくさんいただいたり、掛け値なしのやさしさにほっこりします。一般的には、歴史的に苦難(島原の乱や噴火災害)を乗り越えてきた背景からか、結束力が強く、地道に努力する人が多いとされているようです。
五島・壱岐・対馬などの離島エリアは、日本の古き良きホスピタリティーが残っているため情に厚い、漁師町が多いため豪快でまっすぐな人が多いそうです。
同じ長崎県でもこんなに県民性が違うって、本当かしらと思いますよね。
でも、県内で暮らしていると、本当にこんなふうに違いを感じることがあります。
ぜひ、多様な県民性にふれに、長崎に遊びにきてください!
道に迷っても大丈夫。きっとやさしい長崎人が助けてくれるはずです。
さて次回は、福井にバトンをつなぎます。
お題は「福井で一番好きな場所」。
担当者さんの趣味全開のマニアックな場所でも、県民誰もが愛する場所でもウエルカムです!
街角リレーエッセイ 参加メディア
京都 ハンケイ500m
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大阪 SAVVY
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