





16世紀後半。戦乱の世は終わりを告げようとしていたが、豊臣秀吉による圧政は次第に人々を苦しめていた。そんな中、町衆の先頭に立った花僧の池坊専好は、花の美しさを武器に秀吉に闘いを挑んでいく――
実在の京都の花僧・池坊専好が天下人・秀吉に単身で立ち向かう姿を描いたエンタテインメント時代劇『花戦さ』の公開を記念して、ジストシネマ和歌山では、作品のテーマのひとつでもある茶道のデモンストレーションを開催。茶席の正面に池坊和歌山県支部による生け花を展示し、茶人ユニット ヒラノケによる茶席実演でお茶が振る舞われた。
当日は、生菓子はアサガオ、茶碗のひとつには楽焼を使うなど、映画のキーパーソン・千利休の作品の中でのシーンにちなみ実演。作品を観た人はもちろん、これから観る人にとっても趣の深い茶席を展開した。利休を祖とする千家流茶道の本家・表千家は、紀州徳川家との縁も強いということ。「忙しい日常に、こんな“和文化”の時間を一緒に楽しむひと時もいいものですよ」と語りかけたヒラノケ。お茶やお花、そして数々の歴史と和を感じることのできる作品『花戦さ』に興味を持つきっかけとなったのではないでしょうか。
なお、6月4日より1週間程度はジストシネマ和歌山ロビーにて、池坊和歌山県支部による生け花を展示中。出演者によるサイン入ポスターもあるので、それらも楽しみながら、『花戦さ』に足を運んでみよう。
ジストシネマ和歌山
℡073・480・5800
http://www.o-entertainment.co.jp/xyst_cinema/