アガサスラーメンコラム

 

和歌山といえば、和歌山ラーメン。

今ではそう言われるようになりました。しかし、私達から言わせて貰えば、ずっと食べてきたラーメン。
いや、中華そば。
だから改めて和歌山の中華そばについて言葉を、
リレーコラムとしてつづってみたいと思います。




2008年2月22日

第10回 南大阪麺の巻

matsumoto


昨年の秋ごろから、
南大阪本の取材でほぼ毎日岸和田~和歌山間を往復していたので、
実はあまりラーメンを食べていない。

それには、ワケがある。

料理店の取材の時は、
お腹を空かせて臨むのが我々の鉄則だ。

取材させてもらったお店のご主人から
撮影後の料理を「まあ食べてってよ」というありがたいお言葉を頂いた時に、
自分の胃袋をベストの状態でごちそうに向かわせるためだ。

「出された食べ物は残すべからず」

という初代編集長からの遺言(死んでないけど)を守り続けて早や10年。
今回の南大阪取材でも取材先での食事を見越して、
胃袋を空洞に保ったままの取材敢行。

試食にありつけた時はともかく、
食べられなかった時は、空腹のまま泣く泣くR26を南下することになる。
そんな負のスパイラルに陥ったまま、今に至っている。

なんのことはない。
キッカケをなくしているだけのことなのだが。

そんな感じで、今回は南大阪のラーメンを軽くお話しましょう。

泉州エリアには地元独自のラーメンがない。

と、地元でぶいぶい言わせている水なす販売のご主人が言っていたのだが、
地元のラーメン文化がないからこそ、
多国籍大型ラーメン店がどんどん進出して、R26のロードサイドを彩っている。
それは和歌山にはない光景、実は羨ましかったりする。

「おらが町の中華そばが一番!」という誇りは持ち合わせているが、
だからといって「中華そば鎖国」などという器の小っさいことはない。
もっといろんなラーメンを和歌山で食べたいとも思う。

でも改めて、ご当地ラーメンが存在を誇らしく思うわけです。

さて、南大阪というか岸和田以南のお話。

昔から馴染みの「ラーメン横綱」は、やはり深夜に乗り付けて
トッピングをこれでもか!とどさどさずるずるずるずる。
これが最高にうまいのは、皆さん御承知だろう。
胃袋のスミからスミまで染み渡る豚骨醤油スープのなんとも愛おしいこと!

あの界隈のロードサイドでもう一軒、忘れちゃいけないのが「かもくら」。
比較的あっさりしたスープは確かに美味しくて文句ないけど、
ラーメン単品で食べるより、唐揚げなどのサイドメニューと頂いた方が、
ラーメンの実力がより引き出されるような印象。
メシがすすむおかずラーメンだなと。お腹はパンパンになるけどね。

でもアガサススタッフのボの評価は
「おいしいけど、もっとパンチが欲しいですぅ」と。
言っていることはわかる。だってこいつのラーメン傾向は
ガッツリ&こってりストレートパンチ。

そんな彼の南大阪エリアでのおすすめラーメン店は、
貝塚市にある「ラーメン柊」。言わずとしれたガチンコラーメン道のあの店だ。
おそらく彼は昨年中で和歌山~柊間往復数ランキングの
ベスト5に入っているかと思われる。

おすすめは「塩こってり」。
一杯のラーメンであらゆる味を堪能できるのがとんでもなく素晴らすぃ。
ラーメンスープに浸かってもいいかなと思う時もある。うん、素晴らすぃ。

スタッフボとボクは配本で月イチ南大阪エリアを訪れるのだが、
「毎月、柊でもいいですよ」とボからのラブコール。
それもいいけど、それは叶わぬ願い。
だって新しい店をざくざく発掘するのが我々の務めなのだから。
ボ、ボ、ボクらはラーメン探偵団っ。

詳しくは「南大阪で食を楽しむ本」をご覧あれ。
もちろん、買ってですよ、買って!






2008年1月22日

第9回 新年1発目は、
どこに行きましたか
の巻

大箸


    

さあ、単なる和歌山ラーメン紹介じゃ、面白くないという発想から始まったこのコラム。
中華そばやラーメンに関係なく、30男の和歌山今昔物語みたいになってきたので、
ここらでアガサスが書いてきたラーメン記事をを回顧してみよう。

私が7年前、井出のおっちゃんに取材し書いた「井出商店のれんわけ話」。
最近井出ファンになった方は、多分、井出商店がのれんわけしていることもしらない
のではないかと思うので、もう一度書くと、まるさん(塩屋)、たんぽぽラーメン
(那智勝浦)、正善(直川)、丸田屋(岩出・次郎丸)など、
現在でも人気店がいっぱいなんです。(その他、和歌山県外にもあり)

なんと、昔は、作り方を教えて欲しいと店にきた人には、なんとただで教えてあげて
いたらしいのです。「それは、もったいない」と言うと、
「教えてもしんどい仕事ですから、本当にやる気がないと続かないのです」と、
語っていらっしゃったことを思い出します。

さらにさかのぼると、某テレビ番組で優勝した井出商店が火付け役となり
和歌山ラーメンブームが起こったのが約10年前。
弊社も「和歌山の中華そばとラーメン」という別冊を出版したり、
アガサスでも、年に一度はラーメン特集を組んだ。
両方とも好評で、売上もよかったことを思い出す。

カップ麺になったり、テレビ露出も増え、
和歌山ラーメンが全国区になって、和歌山の食といえば、
みかん、梅、ラーメンと言われるほど浸透しました。

私は、そんな和歌山ラーメンを愛して止まない。

で、ちなみに新年1発目ラーメンは「てんいち」でした。
(和歌山ラーメンちゃうやん!)

で、で、ちなみにアガサス2月号はラーメン特集です。
(最後は、宣伝かい!)





2007年12月26日

第8回 思い出中華の巻

松本マサキ(agasus)


     

学生の時のシダックスの場所って何ていう名前の施設やったっけ?」

などと大橋氏から問われた時
「突然何やねん」だったのだが、
なるほど、そういうコトっすか。

実はワタシたち、小中は同じ学校。
特にワタシのバヤイ、極度にインドアな学生ライフだったので、
小学生の時は、友だちたちと和田川を越えて、
校区外である小雑賀のダイエーに行ってゲームをするのが
何ともスリリングな楽しみだった。
ゲーセンコーナーでグラディウスやら宇宙戦艦ヤマトなんかのアーケードゲームに興じ、
今のヤマダ電機の場所にあったカー用品店カルザのおもちゃ売場にある
買えもしないファミコンソフトを眺めてから、
張り込みの先生たちに見つからぬようドキドキしながらチャリをこいで帰るという、
今から思えば非生産だけど楽しい日々だったのだ。

ああ、それにしても海南ジャスコのゲーセン・ピンポンパンで遊んだ後に
食べたドムドムのハンバーガーとバターコーンのおいしかったこと!


…それはさておき、思い出の中華そば。

大橋アニさんとは実家も近いゆえ、
幼少~少年期の外食ライフはほぼ同じといって差し障りなかろう。

でも、中華そばの思い出に限っていえば、
記憶を懸命にひも解くと、うっすら甦るのが2軒プラス1台。
紀三井寺競技場近くの『まる宮』と、

和歌浦の『まる木』がそれだ。
家族に連れて行ってもらった記憶があるといった程度で、
詳細はほとんど覚えていないけれど、
中華そば独特のあの匂いは、ちょっと苦手だったかなぁ。

で、もう1台。

今でも走っているのだろうか。
たぶんワタシが中学生の頃くらいまでは
頻繁にやって来た『屋台のラーメン』。

あれがうまかった!

もちろん和歌山中華そばなどというソウルフルな代物ではなく、
思えば、ごくごくスタンダードな醤油ラーメン。
ゆで玉子と極薄チャーシュー、もやし、それに色素&味の薄いスープ。

きっと今、お店で食べれば「ん?」な味なんだろうけど、
でっかい鍋に入れてもらって、それを家族で分けて
チュルズルする(C長●ラーメン)という行為は、
ダントツにうまかったと記憶する。

家族で鍋ラーメンを分け合って食べるなんて光景、
今でも、そんなんあるんかなぁ。あって欲しいっすよねぇ。

中華そばにまつわる幸せな思い出って、
やっぱり、人とのつながりに帰結するんすよね。

だからこそ、今、若い世代の店長たちが頑張って切り盛りしている
中華そば店は良いお店が多いからこそ、長く繁盛して欲しいわけで。

今、家族に連れられて、
ワケわからんまま麺をすすっている
幼い子どもたちが成長したら、
そこが思い出の中華そばなのだし。

この一年で、新しいラーメン店がいくつか生まれたけど、
あたたかく見守っていきたい余裕が欲しいですな。
(お前が言うなって?)

来年も、中華そば&ラーメン店が和歌山にどんどん増えて、
県外からたくさん観光客が来てくれれば嬉しい限り。

という訳で、先輩、
ぼちぼち、年越し中華そば、行きますかー!
 
まる木
中華そば



まる宮
中華そば

 

 

 

 

2007年12月17日

第7回 てんかけは永遠に不滅です

書き手 大箸 二世
(agasus)

前回は無茶ぶりと絵文字使用で松本先生に、「あんなフリされたら、書けませんよ。しょーもないこと書いてしまって僕の美学が崩れましたよ」と怒られた大箸です。

しかし、チャーハンの作り方はまたいつかということで、今回は青春ラーメンというお題にしました。

今、私36才ですが、友達とラーメンを食べに行くようになったのは、高校生くらいから。いきつけは、旧イズミヤのグリーンコーナー。今でこそ、大型スーパーセンター化しておりますが、20年前のイズミヤは、結構コテコテなショッピングセンターだったように思います。

カウンターのみのグリーンコーナーで、頼むのは、「てんかけ」。
和歌山ラーメンとも違うあっさりのしょうゆベースのスープに、細麺。ピンクのうすぎり紅しょうが、ワカメ、しなちく、天カス、そして、たっぷりのコショウ。
確か1杯190円で、高校生にはうれしいプライスだった。チャーハンセットでも、300円台でよく行ったな~。グルテンセットとかね。

その味は今も変わらず、たまに食べると、青春の味がします。これはバラのカレーにも言えますね。カツカレーが大好きで、今でもたまに行きます。

その頃は、井出商店も丸高も知らなくて、家族で行くのは、家の近所のまる宮と、ちょっと足を延ばしてまる木に行くくらいでした。
子供の頃は、食べに行くよりも即席麺の方がラーメンのイメージが強く、好きやねんとサッポロ一番塩が好きで、卵を落として食べるのが至福の時でありました。

つまり、和歌山ラーメンという現在のような大きなカテゴリーはなく、和歌山県人の認識は、どのラーメンも中華そばも、ラーメン屋の単なるラーメンで、来訪者が来ても連れて行ったりせず、市民食のひとつだったのですね。
今でこそ、他府県の人に、まあ~食べていって下さいと、我が故郷の味みたく、連れて行ったりしますけど、子供の頃から、中華そばやラーメンをこよなく愛したようなそんなバックボーンはどこにも持っていないのです。

ついでに書くと、その他、我が和歌山青春の味は、先述のグリーンコーナーイズミヤ店、バラステーション店、味里屋形町店、ドムドムダイエー店、アンフィニフェニックス店、紀三井寺の遊歩道にあったタコ焼き屋さん、フレンドリー紀三井寺店など。
(ほとんどチェーンやな)

特に、フェニ(懐かしい)にあったアンフィニの開店3日間が印象深い。お勘定がお客さんの申告制で、レジのあった箱に好きな金額を入れるという画期的なものであり、ステーキやの、ハンバーグやの3日間食べるだけ食べて、悪友と小銭を入れて帰った記憶がある。最後には、タダやで~と言っておかんまで連れて行ったな。内装がジャングルみたいになっていて、すげ~お洒落な店だな~と思ったっけ。すぐに違う店になってしまったが。

って、またまたラーメン以外の内容が多くなってしまった。

でも、「てんかけラーメン」は今でも旨いということです。
そして和歌山ラーメンと命名されブレイクしてから、和歌山のラーメンはさらに進化していったのであります。

てんかけラーメン

byグリーンコーナー

 

 

 

 

2007年12月8日

第6回 
焼飯とチャーハンの違いについて
考えてみる。



松本マサキ(agasus)

 

むちゃ振られは割と好きです。
その名の通り、Mなもんで。

「『それはさておき』的に話をうやむやにしよし」などと
二世氏から助け舟を出してもらったのだが(だったら振るなよ)
中華そば&ラーメンに附随する話題を取り上げる当コラムとして、
その疑問は避けては通れぬはずもなく、
焼飯とチャーハンの違いという、富士の樹海を彷徨うかのごとき
明確な答えなどきっと見つからないであろう永遠の命題に
あえて足を踏み入れることにする。

「焼飯とチャーハンの違い」をネットで検索。
クリック、クリックッ。

…などと安易な方法をのっけからチョイスするのは、
出版人としては失格だ。
ここはあえてイバラの道を突き進んで、
グルメな皆さんに事情聴取をしてみよう(結局、人任せかよ)。

アガサス随一の事情通&生き字引・S女史にお伺いをたてる。

「焼飯は日本の料理チャーハンは中華料理食堂とか喫茶店だったら焼き飯でもそんな
お店でキムチチャーハンと書いてあったらやはりチャーハンなんでしょう例えばスパ
ゲティとパスタの関係も☆☆☆で△△△△だから○○○で」

スミマセン、いつもながら話が長くて、
最後の方は右から左に受け流してしまいました。
なるほど、どっちでもええやって感じですね。

…やはり人に話を聞くのはどっと疲れます。
結論を(1人で終わりかい)。

日本語読みと中国語読みの違い、焼く炒めるといった調理法の問題など
諸説ふんぷんありますが、やはりこれでしょう。

ちゃ~。

ん、わからない? では、もう一発。

ちゃ~ちゃ~。

もうおわかりですね。そう、焼肉店が大繁盛している
吉本の芸人たむけん氏が自らのギャグを広めるべく、
既存の焼飯を新たにネーミングしたのが
チャーハンの起源で…ああ~モノなど投げないで~。

結論。そんなん同じでいいんじゃないすか。
でも焼飯という呼び名の方が身近な存在であることは確かだし、
関西の人ってチャーハンを焼飯って言う事が多いような気もします。

自分で料理する時、焼飯は作れても、
チャーハンは若干ハードルが高いような。
(それって料理のスキルがないだけやん)

長~い腕で巧みにフライパンを操る
料理好きな二世氏の焼飯の作り方を聞きたいなぁ~。
(ラーメンコラムとして機能してないような…)

  


2007年11月28日

第5回 半チャン東1局

大箸二世(agasus)

 

では、松本さんのサイドメニュー論に便乗して私も。
(5話目にして、なんかリレーっぽくなってきましたね~( ̄ー ̄)ニヤリッ)

サイドメニュー持論ですが、
同じ麺でも、
呼び名が「ラーメン」ならチャーハンですね。そして
呼び名が「中華そば」なら、早寿司・ゆでたまごと、
呼び名によって、その店でのサイドメニューは変えたいです。

たとえ、その店の呼び名が「中華そば」でチャーハンがあっても、そこは早寿司を選
ぶ心意気。どんなにチャーハンが食べたくてもそうしたい。

これを「呼び名がラーメンチャーハン一人歩き、友達も呼びなよ中華そば早寿司」の
法則と今、名付けよう。(ヾ(´▽`;)ゝウヘヘ、好きだね、こんなの僕)

だって、半チャンの場合「半チャンラーメン」というし、「半チャン中華そば」と言
わないし。

メニュー名が、「中華そば」の店で、半チャンをやっている場合、メニューには「3
00円にて半チャンプラスできます」という感じになっている。

やはり半チャンといえば続くは「ラーメン」なのであるという理論は間違いない。

だがここにも抜け道はあり、半チャン=ラーメン1杯付きで単品ではないので、半
チャンと口走ること=ラーメン1杯なので、「半チャン」の一言で、ラーメンと半
チャンなのだとわかるので、「半チャン」のみで通じるのである。だから中華そば
屋さんでも半チャンは通じるのである。
半チャンチキおけさでもなければ、半チャンドンゴンでもない。
ましては半チャン=ボブチャンチンでもない!
ヾ(@°▽°@)ノあはは イゴールだろ、それ。

中華そば&ラーメンとマッチする寿司には寿司の旨さ、チャーハンにはチャーハンの
旨さがあり、呼び名だけで決めつけることはできないが、あえて無理から理論つけた
い「新和歌山ラーメンリレーコラム」。
今ごろタイトルの定義付けかい!└(・o・)┘ナハ└(・o・)┘ナハ)

いかん、チャーハンとやきめしの違いについても書こうと思っていたのに、
もうページが無いではないか!松本さん頼む!
by無茶ぶり大王

では次回。(今回は絵文字バージョンでお送りました)

2007年11月21日

第4回 脇中華

松本マサキ(agasus)

 

ボクの場合は、たいていおいしく頂いてしまいますが、
スープが薄くて油っこさが前面に出ているタイプは、
ごめんなさいです。

今回は中華そば店における、サイドメニューのお話。

中華そばのサイドメニューといえば…
そう、玉子となれ寿司ですね。
でも今回は、中華そばの脇をがっしり固めるというか、
主役を食っちゃうようなサイドメニューを紹介しましょう。

個人的に大好きなのが、和歌山市『まるやま塩屋店』の焼飯。
黄金色とは対極の雑多な具材バトルロイヤルな焼飯なんだけど、
これが旨い!
それぞれの具がこそっと自己主張して適度なうま味を実現。
ひと噛みすると、ほっぺの奥がきゅ~となること受け合いだ。
ここは平日のランチタイムには
中華そばとの半チャンセットがあるんだけど、
ボクが食べる時は、ランチ時でも必ず全チャンでオーダーします。

同じく『まるやま小松原店』にはおでんがあるけど、
これもうまいねぇ。
和歌山市出身のプロレスラ-・田中将斗なんかは、
「ここのおでんは必ず!」と、和歌山に帰って来た時に、
時間があれば立ち寄るんだとか。

『三年坂幸太郎』のランチには、中華そばとお寿司のセットも!
このお寿司、セットでええの?
ありがたきしあわせである。
ここには備長炭麺のラーメンもあるし、
県外からのお客さんの接待としても重宝します。

忘れちゃいけないのが、『丸田屋次郎丸店』のしらすめし。
中華そばと合わせれば適量だし、これも文句なし。
玉子かけめしとどちらにしようか、迷いどころだ。
2人以上で行ってシェアできればなおよろし。

中華そばってアレンジの難しいタイプの麺ですよね。
店ごとに味は違うといいながらも、
いかに他店との差別化をはかるか。

となれば、上記のように、
地元の名産をサイドメニューとして
出すのも1つの手だと思うのだ。

基本の中華そばはそのまま守った上で、
和歌山の名産を前面に出したサイドメニューが1つでもあると、
お店の個性も出しつつ、地元の良さを
県内外のお客さんにアピールできる。
観光のアンテナショップにもなれるしね。

手間だろうけど、週替わりor月替わりで
地元名産セットを展開しても面白いかも。
湯浅名物セットとか(醤油かぶるか)
めはり寿司セット(もうあるか)、
中華そば&勝浦のまぐろ丼のセット(しつこいか)、
食後にはうすかわ饅頭をセット(あわんか)
などなど。
コストめっちゃかかるだろうけど。

でも、がっつり系サイドメニューが充実してしまうと、
名バイプレーヤーである、玉子、なれ寿司まで、
手が回らなくなってしまうのが、なにより残念。

頑固一徹、一本気な専門店も好みだけど、
前座がメインを張れる存在まで自己主張してくる
中華そば専門店がどんどん出て来たら、
活気があって面白いし、おいし~い!

 

 

 

2007年11月15日

第3回 「どこのラーメンおいしいですか?」なんて聞かないでね。の巻

書き手 大箸 二世
(agasus)

なんてよ、リレーコラムでありながら、いきなり第1話否定されてましたね?
そうなんです松本の兄貴は、理路整然としたラーメン論の持ち主です。
私の場合、甲乙混合的何でもいい論なので流行言葉を使いたい派です。(どんな派や?)
編集者は、井出系って言っちゃいけないのね。

では、リレー3話目スタートです。
よくですね、「どこのラーメンおいしいですか?」と、聞かれるわけですね。

「蛇(じゃ)の道は蛇(へび)」
専門家の間でその専門について暗黙の了解ができること。あるいは専門のことはその専門家が詳しいこと。類似句は「餅は餅屋」。
■出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

なんて言葉がありますが、ラーメン屋さんのことは、ラーメン屋さんに聞くより、ラーメン好きに聞いた方がいいのですね。ラーメン屋さんは自分のとこが最高って思っているわけですから、個人の味の趣味まで聞いてくれません。
職業柄、私たちのように、食べ歩きしていると多く店で食べているので、ここはスープあっさりやなとか、濃いなとか、麺おいしいなとか、チャーシュー旨いなとか比較できるわけです。

いろいろ行ってますと、そんなラーメンの【雰囲気】を知ることになるのです。
ここで言う雰囲気とは、書いておいてなんだろうな~というくらい、あいまいでありまして、全体の味というか、スープの濃縮というか、チャーシューというか、トッピングというか、店の感じとか、お客さんとか、大将とか、、、、、【雰囲気】なんです。

というわけで、
●個人的にショックなラーメン&店の
雰囲気
鉄拳風にコメントすると。(古い、、、)

ネギが古い。
ネギラーメンなのに、ネギが少なっ!
チャーシューが脂臭い。
麺がゆるい。
寿司の籠があるのに売切。
スープが浅い。
店がやたらうるさい。


●個人的にHAPPYなラーメン&店の雰囲気

麺が小麦の味がする。
ゆで卵がレア。
ごはんものも充実。
チャーシューが小さ目。
ネギが新鮮。
店員さんの勘がいい。
常連客が無口。


私の場合、基本ネギが重要のようです。
では松本さんどうぞ。

丸田屋

両者ともに好きなラーメン。
オーナーであり、職人である
丸田セイゴ君の心意気も素晴らしい。

 

 

 

 
2007年11月8日

第2回 車庫前系、井出系、なにそれ?

松本マサキ(agasus)

 

おいしいラーメンのお店情報を期待していた人、すみません。
のっけから前回の話を否定するようでなんだが、地元民(特にオールドファン)は「車庫前系」「井出系」などと呼ばない。
「醤油濃いなぁ」「いまいちパンチ足らん」「こってりしてるわ」など、中華そばの味わいでそれがどんな素性の中華そばであるか、身体で認識した上で、地元民はお互いに通じ合えるのだ。以前、麺食いの友人が「これって井出系やろぉ?」としたり顔で言って来た時は、わかってて言いやがって嫌みなやっちゃとおでこめがけてコンパチしたった。そう名付けたのは自分たちちゃうねんけどなぁ。確かに「車庫前系」「井出系」とカテゴライズした方がブランドとして売りやすいし、消費者に対しては明確なんだが、居心地は悪い。昔から食べている自分たちにとっては「なにを今さら」なんである。

 

とは言え、我がアガサスでも、中華そばの分類は行った。それは今から8年前、アガサス初代編集長指揮の元で中華そばの別冊を出そうという時期。そう、和歌山ラーメンブーム真っ盛りだった頃だ(「和歌山ラーメン」という呼び方にも違和感を覚えるが)。
この時は、豚骨醤油味の中華そばを「しょうゆメイン」(車庫前系)、「とんこつメイン」(井出系)の2タイプに統一した。地元で呼ぶならこの名称であるなと、今思えばなるほどと思う。以降、月刊アガサスで自分が編集に携わった中華そば特集や別冊でも「しょうゆメイン」「とんこつメイン」という呼び名を踏襲し、意識的に「車庫前系」「井出系」は使わなかった。

 

困ったのは、首都圏の出版社から中華そばに関してコメントを求められた時。彼らは車庫前系だの井出系だの、地元では使わないフレーズばかり投げかけて来る。
「地元ではそう呼んでいない」と前置きをした上で答えていたのだが、結局誌面上では「車庫前系」「井出系」となっている。誌面の編集方針もあるだろうから仕方がないのだが、圧力に屈したようでなんだか悔しい(そんな大層な)。昔から中華そばをすすっている、地元のいちファンとしてそこは譲れないのだ。まぁ中華そばを作っている当事者のご主人たちは「そんなんどっちゃでもええわ」と思っているかもしれんけど。

というわけで、アナタは「いつもの中華」を、車庫前系、井出系と呼びますか?

 

Profile

 

松本マサキ
1972年和歌山市紀三井寺生まれ。
空はまるで、タケカワユキヒデ似。
ラーメン座右の銘「とりあえず特製」。
今ブームな和歌山中華そば店:丸田屋次郎丸店(かぶった)。好きな店は数多い。

 
2007年11月1日

第1回 王道はジャンボ鶴田

書き手 大箸 二世
(agasus)

一時ほどの混雑はないものの、お盆・正月・GWなど休暇シーズンにおける井出商店の行列は、田中町交差点の風物詩である。和歌山県人にとっては、あそこを車で通る度に、長い列を見やりながら「きょうわも並んでら~」(今日も並んでいる)と会話するのである。

 

さて、井出商店ブームに始まり、一気に全国区にのし上がった和歌山ラーメン。地元ではラーメンという表現よりも「中華そば」または「中華」の方が一般的。老舗店での注文の仕方は独特で、「中華そば1個」とか、中華そばさえも省き、「1個やって」と言えば通じる。メニューが壁にしか貼っていない店も少なくないが、間違っても中華そばと表記の店で「しょうゆラーメンをお願いします」とか、メニュー板の無い店で「何ラーメンありますか?」とか、聞かない方がいいのである。後者の場合、メニュー板がないということは、中華そばのみで営業している確率高いからである。怒られるといったことないが、キョトンされること間違いなしである。

 

話を戻して、和歌山ラーメンで王道といえば、先述の「井出系」と「車庫前系」の2つに分かれる。「井出系」は、現在の「井出商店」の大将が、車庫前系は、アロチの「本家まる高」の大将が始めたのがルーツの原点。両店ともとんこつしょうゆのスープがベースだが、車庫前系の方が少しあっさりかなと思う。私の場合、飲んだ後には「まる高」、1食としてなら「井出商店」と使い分けるなど、好みの問題もあるが、TPOで行く店を変えるのもいい。

 

でも和歌山ラーメンは、王道以外も結構スゴイのである。ジャイアント馬場の全日があり、猪木の新日が栄えたように。

そして王道にも分家があり、改革派もいる。和歌山ラーメンにもそんな分布図ができそうなくらい広がり出てきた。
そんなおいしい店は、まだまだこれから紹介していきます。

井出商店

○高

Profile

 

大箸 二世
1971年和歌山市生まれ。パレード好きな、スガシカオ似。ラーメン座右の銘「本店より支店を攻めろ」。好きな和歌山ラーメン店 丸田屋次郎丸店・幸太郎岩出店・天下一品岩出店(和歌山ラーメンちゃうやん!)

 

 

 

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